研究テーマ② 再エネベースロード化技術

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分野主査:伊原学教授、竹下健二教授

再生可能エネルギー由来の電源比率を増加させ地球温暖化抑制に貢献するためには、従来の集中型系統電力と、分散型グリッドが連携、協調して電力供給を安定化する仕組みを設計し、再エネが主力電源となる社会をデザインすることが重要である。
本研究分野では、変動する再エネ電源をベースロードとして、系統電力と分散型グリッドが協調し、社会全体で電力の安定性を確保するための技術、システムの開発を推進する。火力や水力、原子力といった同期発電機の持つ慣性力によって保たれていた調整力に対し、その比率が低下しても安定性を維持するためのインバーター制御や、原子力発電の負荷変動運転といった関連技術を推進する。