【分野主査:木村好里教授、前田和彦准教授】

本コンソーシアムで目指す再生可能エネルギーシステムやアンビエントエネルギー社会の実現には、持続可能な開発として、現在から発展させながら将来へと確実に繋いでいく準備が今から必要である。本研究分野では革新的な将来基盤技術の確立を目指し、参画企業と東工大が効果的に共同研究を推進できるように柔軟な実施体制を整える。様々なエネルギーデバイスを支える物質・材料の専門分野で活躍する教員を中心に、新規物質探索、材料合成・製造プロセス、材料設計開発など、要素技術の基礎学理から社会に普及させて貢献するための応用技術まで、幅広く展開できる研究環境を提供する。地球温暖化の抑制と環境エネルギー問題の解決をグローバルな視点で捉えると、日本の企業と大学が果たすべき役割を根本から熟考して変革を進めることが求められる。参画企業が思い描く多彩な将来ビジョンを具現化するために、新しいアイデアの創出や革新技術の獲得を東工大の研究者が協力して実現していくための共同研究を推進する。